転移性骨腫瘍

     転移性骨腫瘍では疼痛の改善にも利用

   
                                             
                                            転移性骨腫瘍の治療
 
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転移性骨腫瘍の放射線治療

 
 
ある部位にできたがんが骨に転移したものを,転移性骨腫瘍とよんでいます。

この転移性骨腫瘍に罹患してる患者数は,全体の2割から3割程度(10〜15万人程度) と報告されています。

この骨転移は,いろいろな部位から転移しますが,骨転移が高頻度で起こりやすい部位は,肺がん,乳がん,前立腺がんです。

骨転移では,まず,原発巣から腫瘍細胞が遊離し血管内へ入り込みます。

次に血流と共に腫瘍細胞は流され,血管から骨へ定着して,微小転移となります。

そして,微少転移した転移巣へ血管新生が起こり,腫瘍が増大して,骨の融解を引き起こし,痛みを引き起こすのです。


骨転移による痛みの原因はいくつかあり,がん細胞による発痛物質,骨の内圧の上昇,骨内や骨膜にある感覚神経への刺激,腫瘍の神経根などへの浸潤・圧迫などが考えられています。

骨転移はがんの治療経過でよく見られるものであり,骨転移による疼痛は多かれ,少なかれ日常の生活にも支障をきたし,肉体だけでなく,精神的にも大きな苦痛となります。

この疼痛の緩和はがん治療において,患者の肉体的,精神的苦痛を取り除き,治療を円滑にすすめるうえでも,大切なことです。

このような骨転移による疼痛に対し,放射線治療の果たす役割は重要です。



骨転移の疼痛治療に効果的な放射線

   
骨転移に対する放射線治療の目的は,主に3つあります。

一つめは,「骨転移による痛みを軽くしたり,取り除くこと」です。2つめは,「がんによる骨の骨折を予防すること」で,3つめは,脊髄に転移することによって起こる「下半身不随などの麻痺の予防や改善」です。

放射線治療による鎮痛効果は軽減までを含めるとおよそ9割が可能といわれています。

通常は,およそ2週間の体外照射による治療で70~80%での痛みの軽減が得られます。

また,放射線治療が終了した時点で痛みが残っていたとしても,その後時間の経過とともに軽減していくことも多いのです。


骨の一番外側の骨皮質という部分が,広く破壊されている場合には多少の力でも,骨折が起こることがあります。

この骨折が起きてしまうと痛みも強くなります。したがって,できるだけ早い時期に照射を行うことが大切です。


骨転移が頸椎・胸椎・腰椎などに生じた場合,それが増大すると,背骨の中心部を通る脊髄神経を圧迫し,腕や脚の運動麻痺が起こります。

運動麻痺の症状があらわれた時には,できるだけ,24時間以内に放射線照射をおこなうべきで,これが遅れると,麻痺は改善しにくくなってしまいます。



転移性骨腫瘍の放射線治療の副作用

   
副作用は,照射した場所によって異なり,頸椎の場合は食道炎や嚥下障害,咽頭炎などがみられ,腰椎の場合は腸炎や下痢などがみられます。

吐き気や皮膚炎もみられることがありますが軽いことが多く,重い副作用が起こることはまれです。



   
 
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