乳がん

     乳房温存が可能に

   
                                             
                                            乳がんの治療
 
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乳房温存手術を可能にした放射線療法

 
 
現在,乳がんの治療は乳房温存療法が基本です。これは切除範囲を最小限にとどめ,乳房はできるだけ温存するという方向の治療です。

乳がんはかつては,ハルステッド手術と呼ばれる切除術が主流でした。

これは,再発を考え,乳房全摘だけでなく,大胸筋,小胸筋,わきの下のリンパ節も全て切除するというものでした。

この手術では,乳房がなくなる,肋骨が浮き出るなど,外見上の問題だけでなく,リンパ液の流れが悪くなり,腕がむくんだり,感覚が鈍くなったりというQOLの低下は避けられませんでした。

しかし,このような乳がんの拡大手術をおこなっても生存率は縮小手術とかわらないことが証明され,現在では,放射線治療と手術を併用した乳房温存手術が主流となっています。

特に最新の技術ではピンポイント照射が可能となり,5cm程度の乳がんでも切除せず,治療に成功している例もあります。

したがって,この乳がんにおける放射線療法の果たす役割は大きなものとなってきているといえるでしょう。


   

乳がん

   
乳がんの治療には手術,放射線,抗がん剤の三大治療がありますが,現在は手術が主流であり,放射線療法は術前,術後の補助療法としておこなわれています。

乳がんの放射線治療には術後に再発予防の目的で行うものと,乳房温存の目的で,切除を一部に限定し,放射線で補助するものとに分けることができます。

乳がんの病期 
I期  腫瘍の大きさが2cm以下でリンパ節への転移がないもの。
II期 腫瘍の大きさが2〜5cm以下でリンパ節への転移が無いか,あっても少数のもの。
III期a 腫瘍の大きさが5cm以下でリンパ節への転移がはっきりしているもの。
またリンパ節への転移の有無に関わらず,しこりの大きさが5cm以上のもの。
III期b 腫瘍が肋骨や胸筋に固定しているか,皮膚が崩れたり,むくんでいる状態。
または腫瘍の状態に関わらず鎖骨の上または下のリンパ節に転移があるか,同じ側の腕がむくんでいる状態。 
IV期 遠隔転移があるもの。骨・肺・肝臓・脳などの遠隔臓器に転移がある状態。    

 


乳がんはこの中で,T期,U期までが乳房温存の対象の病期です。

V期からW期は乳房温存手術の適応外となり,手術をおこなう場合は乳房全摘手術となります。

乳房温存手術では,術後放射線療法が基本です。

また,乳房全摘出手術の場合でも,再発予防のために,現在,放射線照射は重要です。

乳房温存手術後,10年後の再発率では,放射線療法をおこなわなかった場合は40%であるのに対し,おこなった場合は10%と大きく減少しています。

乳がんでは,リンパの流れは,大きく3つにわかれます。腋窩,傍胸骨,鎖骨上鎖骨下の3つです。

リンパの流れは最終的には,鎖骨領域に集まります。したがって放射線治療ではこれらのリンパ腺に照射します。
 

   

抗がん剤との併用療法

   
化学療法は術前,術後の補助療法として多く行われています。

術前の抗がん剤投与は切除を可能にするために,または乳房を温存できるように,腫瘍を縮小させることを目的として行われます。

また術後,リンパ節廓清が不十分と判断された場合や悪性度が高いがんと判断された場合,再発のリスクを予測し,抗がん剤投与が行われます。

この抗がん剤補助療法により,全身再発率は35%低下すると言われています。

この術後の抗がん剤治療に放射線治療を併用する場合もありますが,適切な抗がん剤治療が行われば,放射線治療の開始が半年程度遅れても治療成績には大きく影響しません。

したがって,抗がん剤と放射線を併用する場合,抗がん剤投与の後に照射をおこなうケースが多いといえます。

 

   

乳がんの副作用

   
乳がんの放射線治療の副作用でよくみられるものが,放射線皮膚炎で,照射部位が赤くなったり,ひりひりする感じを受けます。

これは治療終了後,2週間頃がピークで,その後徐々に回復し治ります。

放射線はわきの一部にも当たり,リンパの流れが悪くなり,腕のむくみが起こる場合があります。

放射性肺炎も急性期によくみられますが,検査によりわかる程度でせきなどがでることはまれです。

ただし,放線治療終了後3ヶ月以降,熱が出たり,咳がでたりする放射性肺炎は重症化する場合があり,注意が必要です。



   
 
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