下腹部部照射の副作用  

   
                                               
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腸炎(下痢・腹痛)

 
 
下腹部への放射線治療では,腸管粘膜は照射線に対して感受性が高いため,炎症は比較的起こりやすい症状です。

この炎症によって,水分が吸収されにくくなり,下痢症状がみられます。

痛みを感じることもありますが,それほど強いものではありません。ただし,直腸や肛門までただれていると,排便時に痛みを感じる場合もあります。

下痢は放射線の治療中はいつでも起こる可能性がありますが,この下痢は急性症状で,一過性のものであり,治療終了後2〜3週間で,症状はおさまります。

ただし,注意しなければならないのが,治療終了後半年以上経過して起こる晩発性障害です。

腸管が放射線の影響により,狭窄や癒着が起こりやすく,腸管閉塞(イレウス)が見られたり,潰瘍による出血(下血)がみられたりします。

また,穿孔が起こる場合もあり,緊急手術が必要になることもあります。

下痢が続くと脱水状態となり,ナトリウムやカリウムなどの電解質も不足します。

下痢の症状が重い時には,下痢止めが処方され,点滴により水分や電解質などを投与します。

患者側の対処としては,腹部をあたためると共に,スポーツドリンクを冷やさず,常温で摂取するとよいでしょう。
 
 

膀胱炎(頻尿・排尿痛・排尿困難)

 
 
膀胱粘膜も放射線に対する感受性が高く,放射線の影響を受けやすいため,炎症が起こりやすい部位です。

この膀胱炎の症状としては,炎症で尿の刺激を受けやすくなり,頻尿が急性の症状としてよくみられます。

下腹部不快感や部排尿時に痛みを感じることも多く,残尿感もあります。

尿道がむくむと,排尿時に困難さを感じるようになります。

これらの症状の多くは急性症状で,放射線治療開始後2〜3週間で起こりますが,治療終了後と共に,膀胱粘膜は回復し,1〜2ヶ月程度で症状はおさまります。

しかし,多量の放射線を受けた場合,まれではありますが,晩期障害として膀胱炎が慢性化する場合があります。

この晩期性障害では,膀胱組織の繊維化や膀胱の萎縮が起こります。

その結果,頻尿,血尿,尿道狭窄が起こります。

症状があらわれた時には医師に症状を伝え,抗炎症薬,抗菌剤,頻尿改善薬などを処方してもらいます。

リンパ浮腫(足のむくみ)

 
 
リンパ管は,放射線治療の影響でダメージを受けやすく,リンパ液の流れが悪くなることで,リンパ浮腫(むくみ)が起こります。

このリンパ浮腫(むくみ)はリンパ節郭清を手術でおこなっていると,起こりやすくなります。

下腹部にある臓器のがん,たとえば,膀胱がん,前立腺がん,子宮がんの治療で放射線が鼠蹊部(そけいぶ)とよばれるももの付け根に照射されると,リンパ液の停滞により,片方の足がむくむことがあります。

このリンパ浮腫(むくみ)の起こる時期は,個人差が大きく,治療後すぐに生じる場合や,10年を経てから生じる場合など様々です。

リンパ液の流れの停滞により,倦怠感や重苦しさを感じることもあります。

リンパ液の停滞は免疫力も低下させます。切り傷などから細菌が入るとむくみが悪化し,痛みや発熱もみられることがあるので注意しましょう。

リンパ浮腫がみられたら,すぐに受診すると共に,マッサージや弾性ストッキングなどを着用することで,むくみを改善することができます。



ED(勃起不全)

 
 
前立腺がんや直腸がんの治療では,放射線が勃起に関係する神経系に照射され,損傷されてしまうとED(勃起不全)が起こります。

たとえば,前立腺全摘手術は70〜80%の人にEDが起こり,それより少ないものの,このEDは,外部照射では約40%の人に,密封小線源治療では約20〜30%の人にみられます。

放射線治療は手術と異なり,勃起に関係する神経のダメージが少ないため,ED治療薬の効果が期待できます。

ただし,このED治療薬は,心臓が弱い人や高血圧の人は,重篤な副作用を引き起こすため,使用できません。

治療後のEDのリスクについて医師に確認し,その後の対処についても相談しておきましょう。



生殖機能障害(不妊症)

   
卵巣や精巣は細胞分裂が活発な部位であり,放射線治療のダメージを受けやすく,不妊症になる可能性があります。

女性では,卵巣機能が低下し,卵子の数が減少すると共に,生理不順や無月経がみられ,不妊症になることがあります。

また,ホルモンの分泌も変化が生じ,のぼせや発汗など更年期様症状がみられることもあります。

不妊症には,一時的なものと恒久的なものとがあり,それは照射線量や年齢などによっても結果は異なり,照射線量が多く高年齢であるほど,不妊症のリスクは高くなります。

一過性の症状の場合,半年〜1年で生理も正常に回復します。

しかし,染色体が変異をしているリスクもあるので,治療終了後2年間は妊娠は控えたほうがよいといわれます。

一方,男性の場合,精巣機能の低下により,精子数の減少,無精子症になることがあります。

男性の場合も照射量が多く,高年齢ほど回復は困難になります。

一時的な症状な場合,治療終了後1〜2年で,精子数はもとにもどります。

ただし,放射線の影響による染色体異常も考慮し,治療後半年は避妊したほうがよいとされます。


   

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